オールセラミック素材にはどの…

オールセラミック素材にはどのような特徴がある?②

オールセラミック素材にはどのような特徴がある?②

オールセラミック素材にはどのような特徴がある?②

おおもり北口歯科です。
本日はオールセラミック素材の特徴について解説していきます。

 


・「ジルコニア」の驚くほど高い強度

ファインセラミックスには多くの種類があり、それぞれの特性によって、さまざまな場面で活用されています。
たとえば土台部分には、金属の代わりになる丈夫な性質が求められます。
そこで活用されているのが、非常に高い強度を持つ「ジルコニア」と呼ばれる素材です。

ジルコニアは非常に硬い素材ですが、一方で表面の色合いが変化に乏しく、本物の歯のような透明感を再現するのは難しいのです。
また、ジルコニアは天然歯に比べて過剰に硬いため、長く使っていると隣の歯にダメージを与える可能性があります。

このような問題を改善するために、異なる種類のセラミックの層を表面に加工します。
主に使われるのは、ポーセレンと呼ばれる非常に審美性の高いセラミックです。
利用されるセラミックの種類にちなんで、この2層構造のクラウンは 「ジルコニアポーセレン」と呼ばれます。

一方、ポーセレンの加工に必要な高さが得られない場合や、より高い強度が必要な部位に使用する場合は、ジルコニアのみで構成された人工歯が採用されます。
ポーセレンを他のセラミックに焼き付けると、セラミックとポーセレンの境界線がもろくなり、欠けやすくなります。
ジルコニアだけで作られたクラウンは「オールジルコニアクラウン」と呼ばれます。オールジルコニアクラウンは、耐久性が高く、破損のリスクが少ない反面、見た目の美しさはやや劣ります。

 


・素材の選択はご自身の価値観で

セラミック製補綴物による補綴治療はどんどん進化しています。
しかし、メリットとデメリットがあることに変わりはありません。素材を決める際には、選択肢についてできる限りの説明を受けましょう。

メリット・デメリットを考慮し、どの素材を使うかは、あなた次第です。
効果的な治療を行うためには、患者さん自身がどのような結果を求めているのか、見極めることがポイントになります。

ご不安な点はお気軽にご相談くださいね。

 

 
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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